入学式に入社式、異動や転勤で新しいことが始まる新学期。「新生活に癒しが欲しい」という方や「私も何か始めてみようかな」という方へ…美味しく楽しい日本酒ライフはいかがでしょうか。
美味しくてついつい人に勧めたくなってしまう…そんな”推しの日本酒”があれば、1日を締めくくる晩酌タイムもより豊かなものになります。今回は「最近日本酒に興味がある」「興味はあるけど、よくわからない」という日本酒ラバー1年生へ向けて、よく聞かれる「日本酒の選び方」とおすすめアイテムをご紹介。新たな”推し”に出会えば、深くて美味しい日本酒の世界がさらに楽しくなりますよ♪
■ 選び方1 味わいタイプで選んでみる
日本酒の味わいは大きく4つのタイプに分かれます。まずはタイプ別イメージの中から、ご自身の好みの味わいを試してみてください。好みのタイプが分かれば”推しの日本酒”に出会う確率もUPします。
● 華やかフルーティータイプ
このタイプで最も有名なのが山口県の「獺祭」。林檎やメロン、バナナのような香りが広がるフルーティーさが特徴です。
高知県で開発された香り酵母”CEL-24”を更に選抜。パイナップルのようなフルーティーさが印象的です。
完熟りんごのような甘やかな香りとたっぷりとした甘みで虜になる方が続出しています。
● スッキリ爽やかタイプ
香りは控えめ、透明感があるのがこのタイプ。お食事と合わせるとお箸もお猪口も止まらなくなるので注意が必要です(笑)
研ぎ澄まされた透明感はまさに「究極の食中酒」。食事を楽しんでいるうちにいつのまにか1本空いてしまう、そんな日本酒です。
酒米のダイヤモンド・愛山と篠峯らしいシャキッとした酸味が綺麗に調和し、スッキリとした飲み口を実現しています。
● フレッシュ&ジューシータイプ
若い世代を中心に人気が高まりつつあるのがこちら。ピチピチとした口当たりとギュッとつまった旨味、さらに瑞々しさも感じられて飲みやすいと話題です。
シンプルなラベルとは裏腹に、ふくよかな甘みと旨味に仄かなガス感が心地よいロングセラー。軽やかに飲み進められる口当たりも好評です。
2020年の誕生以来、その人気度もうなぎ上りの天美。白ブドウのような香りと味わいが実にフレッシュ。
● コク旨濃厚タイプ
深みのある香りとたっぷりとした旨味で、冷でもお燗でも映えるのがこのタイプ。味の濃いお料理と合わせるとより美味しさが引き立ちます。
能登四天王・酒造りの神様と謳われる農口尚彦杜氏が生み出す、深いコクとキレのある1本。じっくりと時間をかけて味わいたい日本酒です。
最高品質の山田錦を求め、酒米農家との密な交流を続ける義侠。お米の旨味がしっかりのったふくよかさは唯一無二です。
■ 選び方2 人気上昇中!低アルコール日本酒を飲んでみる
通常よりも2~3度低いアルコール度数で、軽やかな飲み心地とほどよい旨みの低アルコール日本酒。日本酒造組合中央会が3月末に発表した「日本酒需要動向調査」によると、過半数の方が「低アルコール日本酒を購入したい」と回答し、中でも1996年以降に生まれたZ世代では72.3%の方が「購入したい」と回答。若い世代ほどライトな味わいを求めていることが分かったそうです。
日本酒としてのバランスは崩さず、度数は低いのに満足度は高い!この塩梅は蔵の腕の見せどころです。一度ハマると抜け出せないおすすめ低アルコール日本酒がこちら。
1993年生まれの加登氏が2018年に蔵を継承。「現状維持は退化と一緒」と仕込みをどんどん進化させ、酒質が急上昇しています。「日和(ひより)」は雅楽代初の低アルコール原酒。エアリーな飲み口がなんとも爽やかです。
”ダイニングでボトル1本飲める日本酒”を目指して造る日々(ニチニチ)醸造。どこまでも軽やかな飲み口ながら、お米の旨味が後からジワリと広がる1本です。生もと造りならではの繊細さと複雑さが共存しています。
■ 選び方3 料理に合わせてチョイスする
日本酒のお供として欠かせないのがお料理です。日本酒単体で飲んだ時と、料理を食べながら飲んだ時で味わいの印象がガラリと変わるのも日本酒の醍醐味。その日の夕食と相性の良い日本酒を選べば、食卓もより一層満足度の高いものになります。料理と日本酒の掛け合わせで生まれるマリアージュもぜひ体験してみてください。
● ガツンと肉料理に!
・東一 余市 HIRAKAWA WINERY フレンチオーク
日本酒ブームの先駆けとなった「東一」と、日本トップのハイクオリティワインを生み出す「平川ワイナリー」のコラボアイテム。日本酒を赤ワイン樽で寝かせたことで深みのある香りと上品なビターさが加わりました。これこそ「お肉が欲しくなる日本酒」です!
● 海の香りが活きる魚介類に!
蔵からわずか徒歩15秒の距離に海が広がる森島酒造。阿武隈山系の中硬水で仕込む「森嶋」はどれも甘みを抑えたキレのある味わいで、タコや鮪、烏賊など魚介類とピッタリの相性をみせてくれます。「お刺身×森嶋」のシンプルな組み合わせはぜひお試しいただきたいです。
● 野菜中心あっさり料理に!
草津温泉からほど近く、山の幸が豊富な群馬県に位置する浅間酒造。「日本一野菜に合うお酒」を目指す代表銘柄「浅間山」は、穏やかな香りとやさしい旨み、スッキリとした後口が特徴です。旬の野菜を使った炒めものや蒸し野菜と合わせてみてください。
■ 選び方4 飲み比べセットで推し酒に出会う
運命的な出会いを果たすなら飲み比べセットもオススメです。ついつい「いつもの定番銘柄」を選びがちという方や、「飲んだことのない日本酒を試してみたい」という方は、飲み比べセットで好みのお酒を探してみてはいかがでしょうか。
オンライン店スタッフ3名の”推しの日本酒”セットも販売中です。同じお酒好きの皆さまに勧めずにはいられない3本セット、この機会にぜひお試しください。
スタッフ内藤セット
ジャンルにこだわらず色々と飲むタイプ。今回は、飲む度にその美味しさに唸る日本酒をタイプ別でセレクトしました。
スタッフ角野セット
釣りと料理が趣味で、魚介類を中心に和洋問わず料理と日本酒のペアリングを探求中です。日々の食卓に加えたい最推し銘柄をピックアップしています。
スタッフ松丸セット
美味しい料理やお酒が大好き、お酒は特に1度ハマるとリピートしがち。そんな私がいま夢中になっている日本酒を選びました♪
推しがいれば、日本酒ライフもより楽しい!
ここまで、4つの味わいタイプや低アルコール日本酒、料理によく合うアイテムやオススメの飲み比べセットをご紹介してきました。新たな”推しの日本酒”との出会いによって、皆さまの日々の晩酌タイムや気の置けない友人との飲み会がより楽しく美味しいひと時になれば幸いです。
この春から新たな”推し”に出会うべく、色々な日本酒を飲んで試してみてください。きっと新しい美味しさに出会えるはずですよ。