サンセール・ロゼ 2020 / パスカル・コタ
商品情報
商品説明※画像はイメージです
目を見張るほどにピュアで鮮やかな果実味にフローラルなアロマを湛え、心地よいミネラルが感じられます。濃厚でいて、透明感のあるクリアな味わいと浮き立つような高揚感を兼ね備えたロゼ。【2020ヴィンテージ情報】
2019-2020 年のフランスの冬は、20 世紀初頭以降、最も暖かく、2 月に入ると例年より約 3.5 度高い気温を記録しました。その一方で降水量も多く、乾いた土壌に十分な水分が行き渡りました。4 月初旬の寒波の影響により萌芽の遅れが懸念されたものの、再び暖かさが戻り全体的に穏やかな気候下でブドウの生育が進みました。夏は、非常に暑く、干ばつの被害を受けたところもありました。 収穫前には、香りとフェノール成分の成熟が進み、ソーヴィニョンの収穫は最も早いところで 8 月後半に始まり、続いて赤ワイン用のブドウが収穫されました。2020 年のワインは、豊かで凝縮感のある味わいが特徴です。
蔵紹介
Pascal Cotat/ パスカル・コタ所在地 : フランス ロワール
コタが造るものより偉大なサンセールはない
ソーヴィニヨン・ブラン発祥の地ロワール。その中心となるサンセールにドメーヌを構え、世界中のソーヴィニヨン・ブラン生産者の目標となっている最高の作り手がパスカル・コタとフランソワ・コタです。パスカルとフランソワは従兄同士で、2人の父親は共同でドメーヌを運営していました。その伝統的な造りをそのまま引き継いでいるため、ワインの味わいに大きな差はなく、ラベルも瓜ふたつです。
パスカル・コタのサンセールは、サンセールがいかに素晴らしいかをよく表しています。今では既にこの地域では当たり前となっていますが、単一畑のブドウからワインを造ったのはコタが初めてで、最初に無濾過で瓶詰をしたのもコタでした。畑はサンセールの中でも最良の区画の1つに挙げられ、手作業でないと作業ができないほどの急斜面に位置します。この地形と自然環境を生かし、ビオディナミ農法が話題になる遥か以前から、有機栽培や古典的な醸造を続けてきました。
パスカル・コタの収穫は、サンセールの生産者の中で最も遅く、この遅い収穫こそ、シャプタリゼーションを一切せずとも非常に高い残糖量を出すことの出来る秘訣です。フランソワとは対照的に、パスカルは極めて遅めの収穫を好みます。将来、この点がフランソワ・コタとパスカル・コタのワインの違いを語る上で重要なポイントとなり得るかもしれません。