シャンボール・ミュジニー レ・ビュシエール 2019 / ユベール・リニエ
商品情報
商品説明※画像はイメージです
1948年、1953年、1964年、1988年に植樹。モレ・サン・ドニのアペラシオンに隣接する畑。ストラクチュアを兼ね備えた優雅さがある。甘草、花、スパイシーな香りを組み合わせた複雑な香り。蔵紹介
Hubert LIGNIER / ユベール・リニエ所在地 : フランス ブルゴーニュ
悲劇を乗り越え復活したドメーヌ
1880年頃、ジャック・リニエがモレ・サン・ドニのいくつかの畑を獲得しドメーヌはスタート。以降、息子ジュールが引き継ぎ、その後アンリとユベールと続き、60年代にはドメーヌは8ヘクタールに届くまで拡大。 1992年には、ユベールの次男ロマン・リニエがユベールと共に働くようになり順調な進化を続けてきましたが、 ドメーヌの将来を託されたロマン・リニエが2004年に他界。以降、老匠ユベール・リニエが引退を撤回して奮起し、 ビショで働いていたもうひとりの息子ローランもドメーヌに戻り、ドメーヌ・ユベール・リニエの新時代が始まりました。
ロマン亡き後、ロマンの妻とドメーヌの畑を折半耕作し始めたためユベール・リニエ本人は収穫の3分の1しか受け取れず、 買いブドウによるネゴシアン・ビジネスも平行させることで需要に応えるしか手だてがない時代が続きます。しかし2014年、この折半耕作の契約が解消され、元々のドメーヌの畑が100%戻ってきました。畑の管理もドメーヌで行えるようになり、2014年からは満足のできる生産を再開し、ドメーヌ・ユベール・リニエの完全復活となりました。
かつてはリッチで凝縮感が高く、新樽の香りも強かったユベール・リニエのワインですが、故ロマンがスタイルを微調整し、 バランスのよいものに仕上げてからというもの、昔のユベール・リニエを支持していたアメリカ市場だけでなく、 世界的に高い評価を受けるようになりました。ロマンが他界し、ユベールが現場に返り咲いた時もスタイルを過去に戻すことはせず バランス重視の姿勢を堅持しているのは、あまりに早くこの世を去った息子へのオマージュなのでしょう。